2009年10月04日
昨日3日の早朝、平敷兼七さんが亡くなりました。肺炎によるあまりにも突然の死でした。
昨日は、昼は親戚の生年祝に参加し、帰宅した午後4時過ぎに美術館から知らせがあり、急遽遺体が安置されている会館へ頭も気持ちも何もかも整理できないままでかけました。ご家族だけの部屋に通していただき、平敷さんの顔を見ました。先週、浦添市港川にあるカフェrat&sheepでお会いしたばかりで、眼を閉じている顔をみながら涙が溢れ流れても、どこかでまだ信じられない。
佐喜眞美術館発行の冊子「沖縄の心を」(佐喜眞道夫・著)の写真は、平敷さんに撮影していただいたり、他にもいろいろお世話になりました。収蔵作品の撮影のお手伝いをしながら、いろんな話も伺いました。吃音のある平敷さんは、その独特のリズムで話を聞き出す名人でした。訥々と質問されながら、いつの間にか、あれやこれやあまり人には話さない自分のことを話してしまっている。とてもやさしく何でも見透かすような、そういう意味で少し怖い方でもありました。撮った写真の、いろんなねっとりまとわりつくような裏話も存分にお聞きしたいな、と思っていたのに。
9/30に刊行されたばかりの仲里効さんの写真家論『フォトネシア 眼の回帰線・沖縄』(未來社)に「小さき者たちの黙示力ー平敷兼七の内視」として論述されています。
―『山羊の肺』は、平敷兼七という写真家の凹型のまなざしから生まれた 希有な対話の記録と記憶になっている―
平敷さん、ありがとうございました。
「山羊の肺」展覧会場だった南風原文化センターにて撮ってもらった写真裏のサイン
posted by sakima at 16:39
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ひとびと
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